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メールマガジン『経営のヒント』32号
Vol.032 2007/08/10━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■ 経営のヒント ■□■
AIC税理士法人 金崎定男
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バランス・スコアカード(バランスの意味について)
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経営にはバランス感覚が必要だとよく言われます。
経営戦略を策定・実践するためのバランス・スコアカードにおいてもバランス感覚は重要で、次の5つの意味を含んでいます。
(1) 短期と長期のバランス
早く何らかの成果を挙げたいという気持ちが強ければ強いほど短期的な成果を出すような戦略に偏ってしまいがちですが、2,3年もしくはそれ以上の長期的な目標を設定して経営を行うことも重要です。
(2) 過去と未来のバランス
貸借対照表や損益計算書といった決算書は過去データであり、未来の情報はわかりません。
バランス・スコアカードでは、過去の情報に縛られることなく、自由な発想で未来に向けた戦略発想を行うことが求められています。
過去のデータを参考にし、未来の目標に向けて進んでいくことが大切です。
(3) 利害関係者間のバランス
企業の周りには、株主、得意先、仕入先、金融機関、従業員、官公庁などさまざまな利害関係者が存在します。
お客様はより安く商品が購入できることを望みますが、従業員はより高く商品を販売して企業の利益が増えることで高い報酬が得られることを望みます。
あるいは株主は、多くの配当や株価の向上を望みます。
それぞれの利害関係者のバランスをとりながら、経営戦略を策定していくことが重要です。
(4) 財務と非財務のバランス
バランス・スコアカードでは、財務指標を中心にした「財務の視点」と非財務指標を中心とした「顧客の視点」「業務プロセスの視点」「人材と変革の視点」の両方を包括して経営戦略を策定します。
(5) 外部と内部のバランス
顧客満足度(CS)と従業員満足度(ES)は、いずれも重要な要素です。
バランス・スコアカードでは、外部指標である「財務の視点」「顧客の視点」、および内部指標である「業務プロセスの視点」「人材と変革の視点」のバランスを考えながら経営戦略を策定します。
参考文献:「バランス・スコアカードの創り方」
(同友館)伊藤一彦、上宮克己著
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